新型コロナウイルスが日本で話題になりだしたのは今年の1月下旬。それから10か月が経過した。自分は当初夏ごろには収束するかなと思っていたが、夏では収束することはなく来年いや再来年以降も持ち越されそうな勢いで感染は広まっている。
幸いなことに毒性は弱く致死率は季節性インフルエンザと同等かそれより少し高いくらいだそうだ。コロナウイルスのワクチンも開発が急速に進められており、その普及には時間はかかるだろうが収束後の世界に向けて確実に前進していると感じる。
忙しくなる前に退職したい
僕の職場はコロナウイルスの影響をモロに受ける。客商売のようなものだからだ。だからといって仕事がなくなって自宅待機になるわけではない。エッセンシャルワーカーというほど必要なわけではないが、その仕事をする人がいなければ誰かが代わりにしなくてはならない、代わりにすることはできるもののやりたくない、面倒くさいそんな感じの仕事内容だ。
だからこれからも仕事がなくなるということはないだろう。そう意味では恵まれている立場なのかもしれない。
仕事が一番暇だったのは緊急事態宣言が発令されていた4月から5月までの期間だった。普段であれば時間を気にしながら大量の業務をこなさなければならなかったが、この期間はやることがほとんどなく重箱の隅をつつくようなどうでもいい仕事を延々としていた。
自分はこのような面白みのない繰り返しの仕事でも苦にならないタイプだし、しかも誰とも顔を合わせずに会話もすることもしなくてよかったのでこの期間は快適に過ごせていた。
緊急事態宣言が解除されてからは徐々に元の忙しさに戻っている。とはいっても今の忙しさは最大で忙しい時の50%にも満たない程度ではある。これが時が進むにすれ忙しさは増してくるであろう。そうなれば仕事を辞めることを言い出しにくくなってしまう。更には今後僕を正社員に昇格させるような話もあるそうだ。もし正社員になってしまったらますます辞めにくくなってしまう。
だからこそ来年度中には今の仕事を辞める必要があるのだ。リタイア資金は500万円にも満たないが、徹底した貧乏生活と少額の収入を組み合わせたら10年ほどはそのリタイア資金で食いつなぐことはできると思う。その10年間の間に柱となる収入源を育てればよいだけの話だ。
リタイア資金を気にするばかりにリタイア時期をズルズルと伸ばしていくのが一番よくない。問題はリタイア資金ではなく、リタイア後に如何にして収入源を確立するかだ。