僕がセミリタイアを目指す理由

ウマ娘
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思えば僕の今までの人生はとにかく逃げることに注力してきた。

小学生の頃は不登校になり、中学生の頃は数か月で部活を辞め、高校生の頃は再び不登校になり、大学生の頃は就職がしたくないために大学院進学の学習をし、大学院では半年で退学してしまった。

これらに共通するのは人間関係に起因することで、とにかくその場になじむことができない。小学生の頃はこれが苦しくてたまらなかった。友達ができないこともコンプレックスの一つでなんとかして改善したいと思っていた。しかし中学生の後半になった頃には自分は諦めに近い気持ちを持つようになり、その時から自分は良好な人間関係を築くことは不可能なんだと確信するようになった。誰か自分と関わってくれる人がいないかとキョロキョロしていた自分が、意識的に他人から離れるようになった。現在の自分はこの中学生時代に形成された部分が大きいと思う。

そんな学生時代の僕にとって最大の恐怖は働くことだった。大人になったら自分の力で生きていかねければならず、そのためには社会に出て働かなければならない。そうすれば必ず人間関係というものがついて回る。学生時代の人間関係とは違う。学生時代の人間関係ならば逃げだしても生きていくことはできる。将来的には社会に出て働かなければならない。そんな事実に自分は絶望し、絶対大人になりたくないと思ったものだ。

しかし現実はそうではなかった。むしろ学生時代の頃の方が現在の働いている状況よりもずっと苦しかったと今では思う。これは今の職場がそれほど人と関わるような場面が少ないことに起因している。また他人と関わるとしてもルーティーンワークなので行動様式や発する言葉も決まっているので比較的穏やかに働くことができている。

それなのになぜセミリタイアするのか?それはいくら穏やかに働けているとはいえ、他人と同じ空間を共有しているときは窮屈な思いがするからだ。一人で何か作業するときはとても快適に過ごせている。しかし他人と共同作業をしたり、共同作業をしなくとも同じ空間に他人が存在するというだけでも窮屈で苦しくなってしまうのだ。

このままモヤモヤを抱えたまま働き続けていいのかと悩み続け、そんな時に出会ったのがセミリタイアという考え方だ。

こんな思いを抱えたままでは後々後悔してしまう。それなら思い切って環境を変えて新しいステージへ挑戦するのはアリじゃないか、そう思うようになった。これが僕がセミリタイアする理由だ。

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