祖母に引っ越しについて話してきた

ウマ娘
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セミリタイア目指して活動中のミツケンです。

先週祖母の家に行ってきました。先日ブログで書きましたが、退職と引っ越しのことについて祖母と話すためです。

祖母と会うのは5年ぶりほどでしょうか。県外に引っ越せば今後会う機会はさらに減ってしまうので、会いに行きました。

祖母の家は私の実家から車で30分ほどの距離にあります。厄介なのが祖母の家の辺りの道路が車一台分しか通れないくらい狭いこと。

しかも迂回路として利用されているのか、交通量もそこそこあります。狭い道路にも関わらず、危険な速度で運転してくる車もあります。

本当は通りたくないのですがここを通らなければ祖母の家にたどり着くことができません。いつでも止まれるように速度を落とし、慎重に運転して無事に到達することができました。

退職&引っ越しの報告

到着したのは10時ごろでした。祖母が出迎えてくれて、室内でお茶をしながら退職と引っ越しのことについて話し合いました。

退職や引っ越しのことは私の母から色々と聞いたようで、こちらから詳しく話さなくても理解してくれていました。

退職や引っ越しについても反対はしておらず、応援してくれました。米や野菜を送ってあげるとか必要であれば使ってない家電あげるという提案を受けました。

このような提供は経済的には助かるのですが、やはり新しいものを使いたいですし、物を増やしたくありません。物が増えれば思考が邪魔されますし、処分するときの費用もバカになりません。

それに支援を受けていては真に自立しているとはいえないでしょう。自立した生活を体験してみたいのです。

私が実家から遠く離れた大分県に引っ越すのも生活コストが低いということだけではなく、他人からの干渉を受けたくないからです。

本当に経済的に困っている時以外は支援は受けたくないです。

退職と引っ越しに反対しているわけではないですが、心配はしているようです。

親に定期的に連絡を取ること、食事に気を付けて健康に気を遣うようにと言われました。

また住居に関しても心配しているようでした。母親から1万円のアパートに住むことを聞いていたのでしょうか、共同風呂や共同トイレで生活すると思っていたようです。

これに関しては実際に物件情報を見せて個別に風呂やトイレがあることを説明したので安心したようです。

祖母の現状

久しぶりに祖母とは会ったので身の丈話を聞いてみました。

祖母は生活に支障が出るわけでありませんが、足腰が弱っているようです。85歳ですから仕方のことないことですが、確実に年老いているんだと実感しました。

祖父は現在福祉施設で長期の滞在をしているようです。最初は入居を拒否していたようですが、今では施設ではおとなしく過ごしているようです。

祖父と5年前に会ったときは認知症が初期の段階の感じでした。私の顔を見ても認識するのに時間がかかる状態でした。

それが施設に入居するくらいですから悪化していたのでしょう。私が子供のころから知っている祖父が家族以外の世話にならない状況というのはショックなことです。

これが自分の父母だったらと思うと心理的な負担も大きいでしょう。親の老後というのを身に染みて感じた瞬間でした。

祖父の話をしているとき祖母は時折泣いていました。やはり施設に入居させることに後ろめたい気持ちがあったのでしょう。何かフォローするような言葉をかければよかったのですが、自分は何もできずに終始話を聞くことしかできませんでした。

また祖母の息子についても聞いてみました。私から見れば叔父にあたります。

彼には聴覚障害があり、現在仕事はしていないとのことです。

働こうと思えば働ける状態なのですが、自分が聴覚障害者であることを知られたくないため働いていないようです。

祖母はこのことに関しては問題視はしていません。というのも出産時に原因があり、費用の関係もあって放置していたために障害が残ってしまったというのが、祖母の考えです。

実際に医学的にそうなのかは分かりませんが、祖母は障害の原因となることを放置してしまったことを後悔しているようでした。祖母が亡くなった後も彼が経済的に困窮することのないようにしてくのが祖母のせめてもの償いなのでしょう。

祖母は彼に個人年金をかけているらしく、国民年金と合わせれば祖母が亡くなったとしても生活には困らないようにしているみたいです。

もし祖母が亡くなった後、彼の世話を誰かが見なければいけなくなるかもしれません。

おそらく私の母が見ることになるでしょうが、とりあえず身の回りの世話だけでよく、経済的な支援まではする必要はなさそうです。

祖母の経済的状況ですが、資金自体は十分にあるようです。祖母の国民年金と祖父の厚生年金を合わせれば月額25万円以上あり、それに加えて退職金もあります。

住居に関しても問題なさそうです。以前から住居はどれくらいの築年数だろうと疑問に思っていましたが、聞いてみるとなんと築95年だそうです。

築95年といっても外観からは古さを感じることはなく、内装も古めかしい感じはありますが快適に過ごせます。

断熱性はあまり高くはありませんが、大きな窓があるので空気や日照を取り入れやすいので気温や湿度を快適な状態に保つことができます。

住居の回収をした際にも工事業者にとても質の良い家だと褒められたそうです。

祖母への不安はある、それでも引っ越す

祖母の家に行く前は色々とネガティブなことを言われるかなと思っていました、それほど言われることはなく、むしろ応援されました。

祖母の今の状況を見ても経済的に困窮することはなさそうで、安心しました。

唯一心配なのは生活に張り合いがあるのかということです。

今祖母にいるのは祖母と祖母の息子と、私の兄です。祖母と後者二人とはあまり会話はしていないようです。

近所の人や私の母と電話で会話をすることがあるようですが、いつもしているわけではないでしょう。

体が上手く動かせないと言っていたので日中は基本的に自宅で一人で過ごすのでしょう。私を今回呼び寄せたのも寂しいからといのもあったのかもしれません。

口では応援しているとは言っていますが、本音では遠く離れてしまうことに祖母は寂しさを感じていると思います。

それでも私は引っ越すことを辞めようとは思いません。これは自分の人生。誰かに自分の人生を決定されるのはまっぴらごめんだ。

そのためにいままで努力を重ねてきた。それをここで壊すわけにはいかない。

自分の人生に後悔したくない。だから自分の道を進む。

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