来年には会社を辞めて国東半島に引っ越してセミリタイア生活を始めようと思っている。今回は移動手段について考えてみたい。
日常生活を送るためには移動手段をいかに確保するかが重要だ。移動手段は住む場所の発展度合いによって変わってくる。東京や大阪のような大都会なら電車やバスのような公共交通機関の利用で日常生活を送ることができる。一方で店や医療機関、職場が自宅から離れておりしかも過疎のために公共交通機関が発達していない地域では自動車に頼るほかない。
今住んでいる地域の現状
今自分が住んでいる地域は自動車がなければ生活できないというほどではないが、自動車がないと選択の幅が狭まってしまう、そんな感じだ。
自転車で行ける範囲でスーパーマーケット、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンターのような小売店、内科、歯科、耳鼻科のような医療機関、保育園、小学校、中学校、高校のような教育機関がそろっている。パートやアルバイト程度なら働く場所もある。しかし店や医療機関や学校の数は少ないし、正社員の求人はほとんどない。より選択肢を増やしたかったり、豊かな生活を送りたいのならば遠くまで行ける自動車が必要だ。
現に自分も自動車を保有している。自分は目の病気があるのだが自転車で行ける範囲で眼科がない。これが1年に1回程度なら問題ないだろうが、3か月に1回は通わなくてはならない。だから自動車で30分くらいかけて通っている。
本当は自動車は利用したくはない。事故を起こすリスクがあるし、維持費用は大きい。それを最小限化するために自転車で行ける範囲は自転車を使うようにしている。
国東半島ではどうか?
国東半島は自分が住んでいる地域と似たような感じもしくは少し利便性が高いように感じる。国東半島といってもそれぞれの地域によって規模の大小はあるが、基本的には自分が今住んでいる地域と変わらないといっていいだろう。
では豊かに暮らすためには自動車は必要となるのか?いや、その必要はない。なぜなら自分はセミリタイアするのだから。
会社員であったら平日は仕事で大半が潰れ、自由にできる時間は平日の夜や休日だけ。しかも仕事で疲れているから頭が働かず、体力を回復させるために体を休ませないといけない。そうすれば自由に使える時間はどんどん減っていく。
一方セミリタイア者なら自由はたっぷりある。自転車で片道30分は24時間自由な時間を保有するセミリタイア者にとって些細な数字でしかない。また移動もよい運動になる。
幸いなことに眼科は自転車で行ける範囲にある。さらにはセミリタイア後にはよく利用することになるであろう公園や図書館も充実しているようだ。やはり部屋に籠っているばかりでは気分が落ち込んでしまうからこのような施設はありがたい。
国東半島には気軽に自転車でいける範囲に施設が揃っている。自動車のようなリスクでしかないものをもつよりもずっと豊かな生活ができるだろう。